わたしにとっては空気の味さえも、特別風味よ
時計の秒針が日付の変わる0時を指す瞬間、わたしの胸は踊る。フィルターがかかったかのようにいつも見ている風景がキラキラして見える。全てが特別に感じるこの日は光くんの27回目のお誕生日です。世間的には何気ない普通の日でも、一年に一度の特別な日。
光くん、27歳のお誕生日おめでとう!
毎年この日になると、なにを書こうかすごく悩む。早い時は2ヶ月前からフォルダに下書きが入ってるけど、これも違う、いやこうじゃないんだよなって書いては消し、書いては消し、の繰り返し。特別な記念日だから、色んな気持ちを綴ろうかな。
今年の最初、帝国劇場で薮くんとふたり、Ya-Ya-yahの歌を歌ってくれた。(これに関しては貼り付けてあるブログにわたしの気持ちの暴走を書いているので興味がある方は覗いてみてください)
Ya-Ya-yahの時代をちゃんと知らない小娘のわたしが安易に語れるものなんて何一つないけど、ひとつだけ分かってることがある。Ya-Ya-yahというグループは大人の手によってバラバラにされてしまったけれど、幼かったやぶひかの二人にとってそのグループはアイドルの原点だったということ。ファンと同じようにやぶひかにとっても大切で、かけがえのないグループで、忘れたくない宝物だった。10年前、Ya-Ya-yahを応援してくれてたファンの人たちが、過去の思い出として、受け止められるくらいの大人に成長した。それは光くんの言っていた『いつか伝えたかった』の"いつか"がようやくやってきたということ。それが10周年という節目の年だったんだ。その時、光くんの隣にはやっぱり薮くんがいてくれた。
昔はただ純粋に好きで、もっとテレビ出て欲しい!もっと曲を出してほしい!もっと有名になってほしい!って素直にJUMPの活躍を願えた。その理由としては、10代の頃のわたしはは「有名=自慢」できるという外向きの考えを持っていたから。
ここ数年の間でびっくりするくらい事務所から猛プッシュされて、色んなところでJUMPを見るようになり、自分の望んでいたものが現実として目の前で実際に起こり始めた。それなのに正直、なんで今?ってすごく戸惑ったし、思っていたよりなんだか素直に喜べなかった。これ以上有名にならなくていいよ、これ以上売れなくていいよって思ってしまった。その理由も、ほかの誰かに自慢したい!というより、JUMPが好きな人と分かち合えればそれだけで十分!という内向きの考えに変化していたから。
そんな気持ちがあるのなか、Hey!Say!JUMPは今年めでたく結成10周年を迎えて、たくさんのメディアに取り上げられて、お祝いされた。JUMPを目にする機会も以前に比べたら明らかに増えていた。それって本当にすごいことで、彼らが努力した証で、JUMPの気持ちがひとつになってる今、その気持ちを見て見ぬ振りするなんてできない。そう思った時に目に留まったツイートがある。
好きになった頃はすぐ売れるんだろうなと思った。本気で好きになるとこのまま箱庭に閉じ込めておきたいと思った。だけど頑張ってるJUMPの姿を見て本気で売れてほしいと思った。実際売れ始めたらたくさん仕事が来て毎日のようにJUMPが見れてほんとに楽しくて、そう思える10周年が幸せ
— 千紘 (@ybhkkgkhc) 2017年11月13日
すごく共感した。なによりわたしがJUMPは売れなくていいよって思っていた気持ちを、このツイートでは箱庭という言葉で表現されてるって勝手に解釈をしたんだけど、こんなにも箱庭というワードがしっくりくるグループなんてあるのか?!と驚いたほどとても印象深かった。(千紘さんツイートを使わせていただきありがとうございました・・・!)
わたしの知ってるHey!Say!JUMPが、光くんが、こんなにも誇らしい。その気持ちに気付いた瞬間、この10周年がとても幸せに思えた。
光くんのキャラが迷走していた時期はさすがに光くんの身に何が起こったのか心配だった。(なにがきっかけだったのか未だによく分かってないけど)でも、よくよく考えたら、ここ数年の光くんの目に見えてわかる変化はJUMPの八乙女光としてテレビの向こうの人に印象をつけたかったんじゃないかってことに最近気づいた。わたしの勝手な解釈にすぎないのかもしれないけど、迷走してたように見えただけで、まだ光くんは自分の立ち位置を手探りしていたんだなって。その結果、八乙女光のおバカキャラ(というよりもドドドド天然キャラ)がスクール革命によって確固たる地位を築きあげた。
光くんの天然が発覚した瞬間、やばい!かわいい光くんが世間にバレる!ファンを増やしてしまう!って焦りはあったけど、そのキャラクターで楽しそうに笑う光くん見てたら、それもそれで悪くないのかなって思えるようになったよ。それにしても「100%アキラセントさん」は確信犯だな?ってくらいわざとらしかったな〜。それで素なんだからもはや罪だよね。言ったあとアワアワしてるの本当いいよな!!あざとい通り越して超ド級の破壊力じゃん!!!
あ〜もう!そういうところ本当に好き!
Hey!Say!JUMPとしてデビューしてから、俺はずっと「JUMPというグループを盛り立てたい」って思ってたんだ
2016年 ポポロ『9年目の自画像』
光くんはいつだって"Hey!Say!JUMP"というグループのことを第一に考えて行動していた。それと同時に自分のスキルを磨くことを疎かにすることはなかった。たぶん光くんは裏方気質がある人なんだよね。なにかをプロデュースをしたり、アドバイスしたり。もちろんわたしの個人的な意見としてはもっとガンガン前に出てほしいし、光くんのウィンクにこれからも殺されたいし、バライティももちろんだけど、演技のお仕事だってたくさんこなしてほしい!でも、JUMPは、JUMPは、って話す光くんの姿も大好きだからそこだけはずっと変わらないでいてほしいな。
俺らは下に見られてんじゃないかなって想いもどこかにあって、俺自身、思春期の時に"チクショー、山田には上に行かれた"って思った時期があったしね。
2017年 myojo 『STAND BY ME』
嫉妬心とか、悔しいこととかあまり話さなかった光くんが今年、10000文字インタビューで初めてぐらいの勢いで、当時の気持ち語ってくれてびっくりした。前回のインタビューより、ファンの聞きたかったことをうまく汲み取っていて、中には驚くような答えもあったけど、やっぱり光くんらしいなって思えるような内容だった。光くんの芯のある強く優しい言葉に、わたしがどれだけ心を動かされたことか。
光くんは、いくら嫉妬しても、悔しいと思うことがあっても、心の中ではいつでもみんなの活躍を願って背中を押すような人。光くんが照らしているのがJUMPのメンバー全員だとしたら、光くんを照らしてくれているのもJUMPのメンバー全員だよ。その持ちつ持たれつの関係性できたのは、きっと光くんのおかげだとわたしは思うんだ。光くんがセンターじゃなくても、いくら端で踊ろうと、見てる人は見てるんだよってこともちゃんと分かっててくれてるなんてめちゃくちゃアイドルみたい!そうだ光くんはアイドル偏差値優等生ラインにいるんだった。
山ちゃんが前に出てJUMPを引っ張っていく立場なら、光くんは薮くんと一緒にJUMPを支える縁の下の力持ち。
今年は去年以上にいろんな表情の光くんを見ることができたけど、なによりいちばん印象的だった出来事はアニバーサリーツアー最終日に見せた光くんの涙。
わたしは光くんの涙を直接観ることは出来なかったけど、たくさん流れてくるレポを見て、その現実を目の当たりにして、すごいことが起こってるって思った。
自分が引っ張らなきゃって焦った気持ちから、メンバーに対して強い口調で注意して怖がられたり、仕事に結び付けられる趣味を探そうと空回りした日々、光くんは自分のことを多く語る人ではないからあまり口には出さないけど、この10年を全力で走り抜けたんだと思う。つまずいても、転んで怪我をしても、立ち上がって走り続けた。それが涙となって流れたなら、わたしにできることはたくさん頑張ったねって褒めて甘やかすこと。このグループで、このメンバーで良かったねってたくさんたくさんたっくさん応援してあげたい。甘っちょろいオタクがここにいるから、光くんはいつも胸を張って堂々としてくれてていいよ!
わたしはあと何回光くんに心を動かされるのだろう。あと何回応援できるんだろう。そんなことを考える前に、目の前にいる光くんを全力で応援しよう。世界一幸せなアイドルにしてあげよう。光くんの未来はきっと明るい。
Hey!Say!JUMPがデビューした時、一番好きだった人は光くんじゃなかったけど、10年経った今、一番好きなのは光くんで、誰よりも幸せになって欲しいと願える相手も光くんです。
JUMPをまた好きになるきっかけを与えてくれた人は光くんで、私の人生を塗り替えてくれたのも光くん。わたしが応援すると決めたひとが光くんで本当に良かった。同じ空気を吸って吐いてる人間だけど、きっとこの先こんなに夢中になれる人なんて絶対いない。
ありがとう、生まれて来てくれて。
ありがとう、Hey!Say!JUMPになってくれて。
本当にお誕生日おめでとう。
1年後の光くんもわたしはきっと大好きです。